BMI値22を目標に

肥満度が高くなれば比例するように血圧は上がります。逆に肥満を解消すれば血圧を下げることができます。肥満の人はBMI 2 の標準体重を目標に減量に取り組むようにします。

30~60歳代の男性の3割が肥満

以前は、日本人の高血圧の原因は、食塩の過剰摂取がほとんどでした。最近では男性を中心に肥満に伴う高血圧の人が増えています。肥満の目安はBMIが25以上の人です。

やせたい人はこちらの生活習慣を実行するといいでしょう。

BMI25以上の人は、30~60歳代の男性では約3割もいて、20年前から比べても、すべての年齢層で肥満者の割合は増えています。女性は40歳までは2割以下ですが、50歳代から増え始め、60歳代では3割以上が肥満です。日本は先進国の中では肥満の少ない国ですが、肥満の人が増加するのに伴い、血圧が高くなる人も増えているのです。

減量するだけで血圧は下がる

肥満の人が体重を減らすと、血圧は約1mmhg下がることがわかっています。肥満がある人は、肥満を解消するだけでも80% の人が血圧を下げることができるとされています。つまり、軽いうちなら薬を使用しなくても、減量するだけで高血圧を改善できるのです。
BMIが25を超えると、高血圧だけではなく糖尿病や高脂血症など、ほかの生活習慣病にかかる割合も高くなります。BMIは22のときの体重が病気にかかる確率が最も低いということが明らかになつており、理想的な体重(標準体重)とされています。BMI が25を超える人は、22を目指して減量が必要です。
減量のためには正しい食生活と適度な運動が欠かせません。肥満の人は食べすぎているだけではなく、肥満を招く食事*内容や食習慣を持っています。悪い食習慣を断ち切り、バランスのとれた食事を適量食べて、積極的に体を動かすようにしましょう。

太る宿習慣

肥満の人に多いのが「間食の食べすぎ」「不規則な食事」「まとめ食い」「早食い」「ながら食い」「ストレス食い」「夜遅い食事」「食後すぐ寝る」などです。食習慣を改善するのは大変ですが早くに取り組んだ方が苦労は少ないでしょう。

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