血圧 バナナ を1日1本食べると 余分な塩分を排泄するカリウムが十分に摂取できます。血圧が高く、腎機能が正常であればバナナを食べるのがおすすめです。腎機能が下がっている人(透析を受けているなど)はカリウムは厳禁ですので注意です。
血圧 バナナ が下げる
バナナ にはカリウムというミネラルが豊富です。カリウムにはナトリウム(塩分)の「キレート作用」があります。キレートとはカニのハサミを意味しますが、カリウムはナトリウムをカニのハサミのようなもので挟み込んで、体の外に排泄する作用があるのです。そして、食物繊維も豊富なので便秘などの改善にも役立ちます。
またカリウムは血管を開く酵素の働きを活性化するので、血管が拡張して血圧が下がりやすくなります。
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』によると、カリウムの摂取目標量は男性 2800~000 mg 女性 2700~3000 mg ですが、1日の平均カリウム摂取量は成人男性 2350 mg、成人女性 2182 mg で、摂取目標量に最大25% ほど不足しています。
カリウムは果物や野菜に豊富に含まれていますが、水に溶け出しやすい性質があるので、生野菜が最も効率的です。しかし生野菜というのは、それほど多くは食べられません。そこでおすすめなのがカリウムの豊富な果物の利用です。
なかでも バナナ は100 g あたり 360 mgものカリウムが含まれています。大きめのバナナ1本は200 gくらいあるので、1日1 本食べれば不足分のカリウムを十分補えます。
バナナのほか、リンゴやキウイフルーツなどもカリウムの豊富な果物です。バナナに飽きたら、ほかの果物に変えてもかまいません。ただし、最初に紹介したように腎臓機能が低下している人には、カリウムの摂取制限があります。腎臓の悪い人は必ず医師に相談してください。
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